PayPayやYahoo!ショッピング、ソフトバンクの回線などを普段から利用している方、これから利用する方にとって、クレジットカード選びは本当に大切です。
今回はクレジットカード選びに悩んでいる方に向けて、ポイント高還元のPayPayカードを紹介します。
特に、普段からPayPayを利用している方にとって、PayPayカードは相性抜群のクレジットカードです。
PayPayアプリひとつでカード番号、利用速報、カードの利用制限まで完結できるアプリ一体型のカードかつ、年会費無料のノーマルカードでも基本1%の還元率、ゴールドカードになると基本1.5%もの高還元!
ノーマルカードとゴールドカードの違い、ポイントの仕組み、実際にお得に使うコツまでまとめて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
PayPayカードとは

PayPayカードはPayPayカード株式会社が発行するクレジットカード。
PayPayアプリとの連携を前提に設計されたナンバーレスカードで、「カード番号」「有効期限」「セキュリティコード」などはPayPayアプリから確認することになります。
国際ブランドと年会費

PayPayカードには、年会費無料の「PayPayカード」と、年会費11,000円の「PayPayカード ゴールド」の2種類があります。
どちらも選べる国際ブランドは3種類です。
- Visa
- Mastercard
- JCB
即時発行で使える仕組み
申し込みはオンラインで完結し、審査は最短2分で完了します。
審査後はすぐにオンライン利用が可能になるので、「申し込んだ日からすぐ使い始められる」というスピード感が特徴ですね。
プラスチックカードは1週間程度で自宅に届きますよ!

私はSBI新生銀行を引き落とし口座にしたため、すぐには手続きが完了しませんでした。
オンライン連携できない銀行を引き落とし口座にする場合は、預金口座振替依頼書での手続きになります。
オンライン連携できる銀行はこちらで確認できます。
締め日・引き落とし日
締め日 | 月末 |
請求仮確定日 | 翌月12日頃 |
請求確定日 | 翌月15日または20日 |
引き落とし日 | 翌月27日(土・日・祝日の場合は翌営業日) |
ポイント還元率は1%以上!
PayPayカード最大のメリットは、年会費無料にも関わらず、支払金額の1%以上のポイント還元があることです。
0.5%還元が主流のクレジットカードの中で、倍以上の還元率なのですから、それだけでも魅力的。
「PayPayカード ゴールド」はさらに還元率が高いので、そのあたりの比較も含めて紹介しますね!
基本還元率とPayPayステップ


PayPayカードの基本還元率は、ノーマルカードが「200円(税込)ごとに1%」、ゴールドカードが「200円ごとに1.5%」。
付与されるのは有効期限のないPayPayポイントで、PayPay対応の実店舗やネットでも現金感覚で使えます。
ここにPayPayステップが加わります。
月内に「200円以上の決済×30回以上」かつ「合計10万円以上利用」の条件を満たすと、翌月の還元率がさらに0.5%上乗せ。
達成時には、ノーマルカードで最大1.5%、ゴールドカードで最大2.0%になるわけですね!



PayPayステップは、PayPayカードをメインに使う人には比較的達成しやすいですが、サブカードとして使う場合はかなり厳しい条件です。
モバイルSuicaへのチャージや公共料金の支払いも還元対象!
PayPayカードはモバイルSuicaなどの交通系ICカードへのチャージも還元対象です。
しかも還元ポイントが減額されることもありません。
また、電気・ガス・水道などの公共料金や税金の支払いも還元対象です。
ただし、公共料金や税金はPayPayステップを達成していてもポイントアップはなく、ノーマルカードは1%、ゴールドカードは1.5%の還元です。



楽天カードなどの他のクレジットカードでは、交通系ICカードへのチャージが還元対象外だったり、公共料金の支払いでは還元率が悪くなるものが多いです。
ポイント還元以外の5つのメリット
PayPayカードはポイント高還元だけが魅力のクレジットカードではありません。
PayPayアプリ、Yahoo! JAPAN、LINEとの連携をすることで、さらに日常生活で使い勝手のいいカードになります。
1.残高不足を気にしなくていいPayPayクレジット


PayPayカードと紐づいたPayPayアプリには、「PayPayクレジット」という青い画面が追加されます。
PayPayクレジットで支払いを行うと、PayPay経由でクレジットカードで支払うのと同じ効果があります。
PayPayクレジットのメリットは以下のとおり。
- PayPay残高のように、残高不足を気にしなくていい
- 通常0.5%還元のPayPayが1%以上の還元率になる
- PayPayステップの対象
- クレジットカードが使えないお店でもPayPayアプリ経由でクレジットカード払いができる
- PayPayアプリ経由で公共料金や税金などの請求書の支払いが実質クレジットカードでできる
他社クレジットカードをPayPayアプリと連携しても、それはPayPayクレジットとしては使えません。
クレジットカード自体の還元はあるものの、PayPayポイントの付与はありませんので、ポイント二重取りはできません。
また、過去「2025年1月から他社クレジットカードの連携停止」のアナウンスがありましたが、現在はその方針を見直し、当面は継続利用可とされています。
いつ他社クレジットカードが使えなくなってもおかしくない状況が続いていることに注意してください。
2.PayPay残高チャージができる唯一のカード
PayPayに残高チャージをする方法はいくつかありますが、残高チャージできるクレジットカードはPayPayカードだけ。
友達・家族への送金や「PayPay残高限定・PayPayマネー限定」の店舗での支払いに助かりますね!
ただし、残高チャージに対してはポイントが付かないことだけ理解しておきましょう。
3.Yahoo!ショッピング・LOHACOで最大5%還元


Yahoo!ショッピング・LOHACOでは、「LINEと連携で毎日もらえる 最大+4%」キャンペーンを実施しています。
このキャンペーン、PayPay自体の還元やストアポイントを含めると、毎日最大5%還元というお得なサービスになるのです。
ひと月5,000ポイントが上限、付与されるPayPayポイントは期限付き、などの制限があるものの、ただでさえ安いYahoo!ショッピングで簡単に5%還元されるのはありがたいですね。
PayPayクレジットを使えば、残高不足の心配なく5%のポイント還元を享受できます。
さらにLYPプレミアムに加入すると、さらに2%追加されるので、いつでも7%還元で買い物が可能です。
LINEアカウントとYahoo! JAPAN IDを連携する必要があるので、忘れずに設定してくださいね!
\ 最大2か月無料でお試し! /
4.PayPay資産運用つみたてで0.7%還元!
PayPay証券でPayPayクレジットを使って積立投資をすると、投資額の0.7%分のPayPayポイントが還元されます。
購入金額の上限はひと月10万円なので、毎月最大700ポイントもらえることになりますね!
PayPayポイントでも積立投資はできるものの、還元率が0.5%と低くなりますので、PayPayクレジットを活用したいですね。



PayPay証券は積立投資の王道「eMAXIS Slim」シリーズの取り扱いがあるので、悪くない選択ですね!
5.セキュリティ面に強い!あんしん利用制限


PayPayカードは不正利用検知システムにより、24時間365日、常時モニタリング体制が敷かれています。
また、不正利用の検知だけでなく、カード利用速報をプッシュ通知で受け取ることができるのもうれしいところ。
スマホにプッシュ通知が届くことで、知らないところでカードを使われてもすぐに判明します。
さらに助かるのが「あんしん利用制限」。
これはPayPayアプリ上で、一瞬にしてカードの利用を制限できるものです。
- オンライン決済
- 国内の実店舗での決済
- 海外の実店舗での決済
これらの制限・解除はワンタップでできます。
PayPayアプリと密接なPayPayカードならではですね!



私は普段「海外の実店舗での決済」のみ制限しています。
海外旅行に行くときはアプリから制限解除するだけです。
PayPayカードのデメリット3点
ポイント高還元以外にも魅力のあるPayPayカードですが、残念な部分があるのも事実です。
ここでは3つのデメリットを紹介します。
1.付帯保険があるのはゴールドカードのみ
PayPayカード(ノーマルカード)には、国内・海外旅行保険が付いていません。
また、ノーマルカードにはショッピング保険もありませんので、うっかり壊してしまった商品の補償を受けることができないことにも注意が必要です。
旅行保険は別のクレジットカードで対応できますが、ショッピング保険がないのは痛いですね。
とはいえ、ショッピング保険は「うっかり壊してしまった」場合に使うものなので、あまり活用ケースがないのも事実です。



サブスクやレンタルの契約なら、ショッピング保険がないことは何のデメリットにもなりません。
還元率が高いカードなので、サブスク専用カードにしても面白いですね!
2.ETCカードの発行は有料


PayPayカードはETCカードが発行できるものの、ノーマルカードでは1枚あたり550円(税込)の年会費がかかります。
PayPayポイントが1%(ゴールドカードは1.5%)貯まるので、常に高速道路を利用する方なら元が取れるかもしれません。
3.ポイント還元は200円単位
PayPayカードは200円(税込)ごとに2ポイント(ゴールドカードは3ポイント)の還元です。
この際、200円未満の端数は切り捨てられてしまいます。
また、1会計ごとにポイント計算されるので、カードを使えば使うほど端数として切り捨てられる金額が増えることになります。



ただし、税込額が計算対象になるので、たとえば199円(税抜)の商品を購入してもポイントが付くのはうれしいです。
PayPayカードは海外でのキャッシング向き
PayPayカードはもちろん海外での利用も可能。
特におすすめしたいのは、海外ATMで現地通貨を引き出したい方です。
一方、海外ショッピングでの利用は、手数料が高いのであまりおすすめできません。
海外ATM手数料が無料


積極的に使いたいのが、海外ATMでのキャッシング。
というのも、PayPayカードはカード会社側の海外のATM手数料が無料なんです。
多くのクレジットカードは海外ATM手数料として110円または220円かかることを考えると、これは非常にお得。



クレジットカード会社のATM手数料は無料になりますが、現地ATM設置銀行に支払う手数料は別途必要です。
また、キャッシングしたお金は繰り上げ返済も可能で、基本的にPayPayアプリのチャットで問い合わせたうえで指定銀行に振り込めばOKです。
繰り上げ返済は電話が必須のクレジットカードがほとんどなので、チャット上でやり取りができるのはありがたいですね。
海外ショッピングは手数料が高め
海外でクレジットカードを使って買い物などをすると、「海外取引事務処理手数料」が上乗せされた為替レートで計算・請求されます。
PayPayカードは2025年3月10日以降、この手数料をVisa・Mastercard・JCBのいずれも一律3.85%に改定しました。
3.85%は相対的に高めの設定なので、海外での買い物は別のクレジットカードを使いたいところですね。
「PayPayカード ゴールド」限定 5つの特典


PayPayカードは、ゴールドカードのみの特典がかなり豪華です。
ここでは、メインとなる特典5つを紹介します。
1.還元率最大1.5%〜2.0%
先述したように、ゴールドカードはノーマルカードに比べて基本還元率が0.5%増加します。
現在、1.5%還元のクレジットカードはかなり珍しく、これだけでも貴重な存在です。
2.ソフトバンク・ワイモバイルユーザーにメリット大


特にゴールドカードをおすすめしたいのは、ソフトバンクやワイモバイルを使っている方。
この2つの通信料は、ゴールドカードで支払いを行うと最大10%のポイント還元があります。
また同様に、ネット回線をソフトバンク光またはソフトバンクAirにしている方も、利用料金の支払いで最大10%還元になります。



これだけで年会費の元が取れてしまうくらいお得ですね!
3.空港ラウンジ利用&旅行保険・ショッピング保険付き
国内・ハワイの空港ラウンジ利用
ゴールドカードだけの特典として、国内とハワイの空港ラウンジが無料で利用できます。
利用できる空港のラウンジは公式サイトでご確認ください。
国内・海外旅行保険
また、旅行保険は、国内旅行保険は利用付帯、海外旅行保険は自動付帯です。
補償内容は以下のとおり。
死亡・後遺障害 | 5,000万円 |
入院保険金(日額) | 5,000円 |
通院保険金(日額) | 2,000円 |
死亡・後遺障害 | 1億円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
賠償責任 | 5,000万円 |
携行品損害 | 30万円(免責金額3,000円) |
救援者費用 | 200万円 |
ショッピング保険
ショッピング保険は年間300万円まで補償してくれます。
ゴールドカードで購入した商品に対して、購入日から90日以内に「火災・盗難・破損など」があった場合に請求できます。
なお、ショッピング保険は「購入金額1万円以上の商品」が対象です。
旅行中に撮影した写真や動画にも保険をかけておきましょう。
Yahoo!かんたんバックアップなら無料で5GBまで保存可能です。
さらにLYPプレミアム会員になると、容量無制限で保存しておくことができます。
万が一、スマホを破損・紛失してしまっても、クラウドバックアップされたデータは失いませんよ!
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4.LYPプレミアムが無料サービス


ゴールドカードにはLYPプレミアムを無料で利用できる特典が付いています。
LYPプレミアム会員になると、Yahoo!ショッピングやLOHACOでの買い物で+2%還元になるだけでなく、LINEの機能が上がったり、写真・動画バックアップの容量が無制限になるなど、多彩なサービスがあります。
月額508円(税込)のサービスなので、年間6,096円分お得になる計算ですね!
LYPプレミアムの特典については、以下の記事をご覧ください。
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5.ETCカードが無料
ノーマルカードでは年会費がかかるETCカードもゴールドカード保有者は無料で作ることができます。
最大5枚まで作成可能なので、ETCカードを使い分けたい方にもおすすめです。
PayPayカードはこんな人におすすめ!
日常の支払いをPayPayに集約する予定なら、ノーマルカードでも生活コストを素直に削減することができます。
PayPayアプリ上で支払金額が一本化され、家計改善にも役立つはずです。
また、PayPayステップを意識しつつ利用すれば、1.5%まで還元率を高めることも可能です。
国内重視で、旅行は年に一度か二度、家電はメーカー保証で守るスタイルなら、年会費無料のノーマルカードがいい選択になるでしょう。
一方、スマホやWi-Fiをソフトバンクやワイモバイルと契約するなら、ゴールドカードの魅力が増大します。
旅行保険とショッピング保険の安心感もあり、また空港ラウンジの利用ができるのもゴールドカードの魅力。
追加費用なくLYPプレミアム会員になれることなどを考えると、11,000円の年会費の回収は難しくありません。
Q&A
Q&A よくある質問を覗いてみる
- Q1. 「PayPayクレジット」「PayPay残高払い」「(アプリに登録した)クレジットカード払い」は何が違うのですか?
-
「PayPayクレジット」はPayPayカードを利用した、チャージ不要の“あと払い”です。
一方、「PayPay残高払い」はATMなどで事前にPayPayにチャージした残高を用意して払う方式です。
こちらは送金や「残高/マネー限定」の支払いにも対応しています。
また、「クレジットカード払い」はアプリに登録したクレジットカードでそのまま決済するものです。
カード会社側のポイントは貯まりますが、ポイント還元やPayPayステップの対象外になります。
- Q2. PayPayポイントは「200円単位」と聞きますが、月合算ですか?会計ごとですか?
-
会計ごとに200円単位で計算し、端数は切り捨てです。
複数の支払い手段を併用した場合は、手段ごとに200円単位で計算して合算します。
月内の総額をまとめて端数が繰り上がることはありません。
- Q3. PayPayステップの“30回+10万円”のカウントに入る支払い方法は何ですか?
-
PayPayクレジット・PayPay残高・PayPayポイント払いが対象です。
アプリに登録したクレジットカード払いは対象外なので注意してください。
達成すると翌月のポイント還元率が0.5%上乗せされます。
- Q4. PayPayカード ゴールドの付帯保険はどこまで頼れますか?キャッシュレス診療は可能ですか?
-
海外・国内旅行保険+ショッピング保険が付帯します。
海外では保険デスクに連絡の上、提携病院を受診すれば、キャッシュレス診療が原則利用できます。
提携外や連絡なしの場合はいったん立替→後日請求になります。
すぐに連絡が取れるよう、保険デスクの連絡先を控えておくと安心です。
まとめ:PayPayと連動した日常利用に適したクレカ


PayPayカードはPayPayアプリと統合した、日常での利用に適したクレジットカードです。
カード番号やセキュリティ設定などがアプリにまとまっていることで、支払いからカード管理までPayPayアプリひとつでできるという、他のクレジットカードにはない使いやすさが詰まっています。
ノーマルカードは無料で高還元を求める人に、ゴールドカードはソフトバンクユーザーやYahoo!関連サービスを使い込む人に最適化されています。
また、海外のショッピング手数料は3.85%へと上がりましたが、キャッシングに関してはカード会社側のATM手数料がかからず、短期返済を前提にすれば現地通貨の調達手段として非常に魅力的です。
PayPayカードは特別な用途で使うものではなく、普段の生活の中で使えば使うほどお得になるクレジットカードです。
クレジットカード選びに悩んでいる方や、Yahoo!関連サービスをお得に利用したい方はぜひPayPayカードを検討してみてくださいね!
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